人には、シックスヒューマンニーズという6つの感情があります。

簡単に説明すると
「安定」「不安定と自由」「重要感」「愛、心の繋がり」「成長」「貢献感」

1.安定感
危険を避け、確実なことを好む。変化を避けたい。
→美味しいと解っている店で食べる
→高くても評価の高い工務店でリフォームを頼む
→いつもと同じ髪型にする

2.不安定さと自由さ
変化や成長を求める
予想のつかないものにワクワク
予想外のことや新しい体験に興奮
→行ったことがない場所に行く
→お店の新規開拓をする
→したことがない髪型に挑戦する

3.重要感
認められ大事にされたい、
褒められたい、自分は重要だと思われたい
→良い成績を取りたい
→出世したい、名誉を得たい
→他の人が持っていない物や能力を持ちたい

4.愛、心の繋がり
愛されたい、誰かとつながっていたい
所属感が欲しい
→愛し、受け入れてくれる仲間や恋人、家族が欲しい
→所属していることで自分が安定するグループが欲しい
→物理的・技能的な所ではなく、性格や精神・心の面を評価され大事に思われたい

5.成長、進歩
成長し進歩したい。変わっていきたい
→挑戦、学び
→新しい理解を得る

6.貢献感
誰かの役に立ち貢献したい
→自己効力感を実感したい
→自分の社会的存在価値を確認したい

この6つの感情のうち3つが満たされる状況であると、人であれ行動であれ物であれ、良くも悪くも依存や中毒、つまり、「やってて嬉しかったり幸せだったり心地よかったりして、繰り返しやりたくなる状態」になるそうです!
夢中になったり依存したりもすることも^^

人によってこれらの感情の優先度合いは違いますが、中~長期間なにかのグループに属し続けたり、同じ行動を繰り返したり、長続きしている興味や趣味がある場合や、誰かへの愛情がなかなか冷めない場合は、この6つのうち3つ以上をある程度以上満たしているようです。逆に言えば、何かを繰り返し継続して行っていきたい場合や人の注目を浴びたい場合、人に自分のことを注視して欲しい場合は、他人のこの6つのうち3つを満たすことを意識すると良いでしょう。

また、もしあなたが仕事や勉強に対して熱中し、継続させたいのなら、この6つのうち3つを満たすことを考える、あるいは自分がやろうとしていることがこの6つのうち3つ以上に当てはまることをしっかり認識するとやる気が出て、やりやすくなります。
  
恋愛であれば、相手の価値観によりこの6つの優先順位は変わってくるので、相手にとって今重視されている価値観を少し意識すると良いでしょう。
例えば尽くして自分が役に立っているという6貢献感に対する欲求が強い人の場合は、自分の存在が相手の役に立つだろうと思うときのほうが、相手が気になって仕方がなくなります。だからそういう人に自分は完璧な人間だと示してもピンと来ないかもしれないですね。