魔術を成功させる
魔術を成功させようと思ったら、以下の方程式に意識を向ける必要があります。
魔術の成功率=
元々の可能性 x 施術を受ける人の意志の強さ x 施術者の魔術の力
※自分に対する施術の場合は、施術を受ける人=施術をする人ですね
この式からすれば、施術者がどんなにパワー溢れる熟練者だったとしても、施術を受ける人の意志が弱かったり、可能性が元々低ければ、叶うのに必要なエネルギーを十分積み重ねるまで、それなりの頻度の、それなりの回数が必要になると思います。元々の可能性(神の意志とも言いますが)がない場合は、誰が何度行っても、可能性は0のままです。
逆に、元々の可能性が高ければ、足りないエネルギーを補うのに、1~2回の施術で十分だったりします。
可能性を上げる
自分自身を精神的にあるいは現実的に成長させるなどがあります。
簡単に言えば、試験に合格したいなら勉強しないといけません。
自分を成長させたり変えないといけない時にまで魔術だけに頼っている人には現実実現能力はないです。
現実的な努力をしながら、それを実らせるためのエネルギーを整えるために魔術をされる人は、最高です!
努力といっても本人が出来ると思っている範囲のことをすること以上のことが求められることがあります。
実際のお話ですが、ある方が多くの大学では35歳未満しか募集していない、大学事務の仕事に就きたいとご連絡して来られました。しかしその方は当時38歳。
ご自身で思いつく努力はなんですか、と聞いてみました。
「いや、自分では履歴書をキレイに書くなど、出来ることは全てやったのですがそれでも毎回書類で落とされるので魔術を依頼しました」と。
それはやるべきことの一つではありますが、全てではないかもしれません。占いを依頼してくださったこともあり、私はアドバイスしました。
「応募要項を無視した応募をするのだからそれに対して筋を通す行動をしてはどうでしょう?履歴書を出す時に、事前に電話で『募集年齢外の応募だけれど前から貴学に対して憧れなどがあり、貴学で働きたい、学生の助けになりたいという夢をずっと持っていた。もしどうしても駄目だと思われたら私理由での解雇で結構ですので、どうか機会をいただけませんか』と事前に連絡して、お詫びと承諾を得るとか・・・」と。
そういう考え方がなかったとその方はおっしゃいました。最初は躊躇されていましたが、とある大学に応募する時にそのように事前にお伝えしていたことで面接をしていただけて、そこで熱意を伝えることが出来て就職できた、ということがありました。
「本人が出来る精一杯の努力をしていればそれで良い」のではなく、実際に必要な行動をしないと願いは叶いません。これは魔術以前の問題です。が、魔術をすることでエネルギーが補われると、何らかの流れで自分に足りないことに気づくことが出来る場合も多々あります。
意志
願望に対する意識をはっきりさせ、願望は必ず達成され幸せになれるというポジティブな思考のもと、手順を間違えない事などが上げられます。本当にそれを願っているのかなどにも意識を向ける必要があります。
願う時やお祈りをするときは、思う存分気合を入れてお祈りをしてください。絶対に手に入れたい、絶対に叶えたい、そのような気持ちを全開にしてください。
確かな魔術用品と魔力を持つ施術者
いろいろなことに肯定的にかつ効果的に魔術を行おうと思えば、知識や技法を身に着けることはもちろん、祭壇をしっかり用意し、ご自身の崇敬する神様を決めてその祭壇でお祭りし、一つの宗教としてしっかり魔術・魔女術を行う人は、そうでない方に比べて効果が高いのが普通です。宇宙(あるいは神)に対して自分が魔術師であり、自然や神の力を利用して魔術を行うと言う宣言を、聖なる儀式として行う必要があります。
それを秘儀参入イニシエーションと言います。
基本的に、カヴン(魔女団体)でカヴンリーダーから受けることが出来ます。
それを済まさないと全然効果がないということはありません。しかし、本当の魔術師になる覚悟をして、魔術師としての制約(サバトやエスバッツの実施や毎日のお祈り)を果たした代わりに大いなる魔力を手に入れた場合とそうでない場合は、効果のあり方にも差が在るはずです。